変な家 読んでみた
- 価格: 770 円
- 楽天で詳細を見る
著者 雨穴
私はホラーは苦手です
なのにどうしてこの本を手に取ってしまったんだろう
古本屋に行ったのに、なぜ新品ですとシールを張った本を定価で買ってしまったんだろう?
物語はある家の間取り図から始まった。
窓のない子供部屋、何とも奇妙な謎の空間。
「恐ろしい妄想」が、私の怖いもの見たさを煽っていく。
息をするのも忘れそうになるくらい、ずっと固まった姿勢のまま、読み進める。
変な家の間取りの家の持ち主の妹の出現によって、明かされていく同じような間取りの家。
恐ろしい儀式。左手首のない死体。
物語の真相に迫る片淵慶太の手紙。
この手紙(慶太の)を信じるならね・・・この最後の言葉にまた背筋が冷たくなった。
魔が差してこの本を手に取ったけれど、いつものように映画も見ようとは思えなかった。
絶対見ないと今は思っている。だって怖いもん。
時々思うのです。目の前の現実は果たして信じてもいいのだろうか。誰かが意図的に導いていないのだろうか・・・
そんなことを、ふと思い出してしまった物語でした。
しかし怖さを忘れたころ、見たくなるような気がする。
いやきっと見たくなる・・・・・
かもしれない