変な家 読んでみた

著者 雨穴 

私はホラーは苦手です

なのにどうしてこの本を手に取ってしまったんだろう

古本屋に行ったのに、なぜ新品ですとシールを張った本を定価で買ってしまったんだろう?

 

物語はある家の間取り図から始まった。

窓のない子供部屋、何とも奇妙な謎の空間。

「恐ろしい妄想」が、私の怖いもの見たさを煽っていく。

息をするのも忘れそうになるくらい、ずっと固まった姿勢のまま、読み進める。

変な家の間取りの家の持ち主の妹の出現によって、明かされていく同じような間取りの家。

恐ろしい儀式。左手首のない死体。

物語の真相に迫る片淵慶太の手紙。

この手紙(慶太の)を信じるならね・・・この最後の言葉にまた背筋が冷たくなった。

 

魔が差してこの本を手に取ったけれど、いつものように映画も見ようとは思えなかった。

絶対見ないと今は思っている。だって怖いもん。

 

時々思うのです。目の前の現実は果たして信じてもいいのだろうか。誰かが意図的に導いていないのだろうか・・・

そんなことを、ふと思い出してしまった物語でした。

 

 

 

 

しかし怖さを忘れたころ、見たくなるような気がする。

 

 

 

いやきっと見たくなる・・・・・

 

 

かもしれない